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その日は寮に戻って仮眠を取った。疲れていたのだろう。起きると十九時近かった。
澪ちゃんはどうしているだろうか。彼女は明日、仕事なのでラインを一通送り、寮で過ごす事にした。
一応個室ではあるものの、四畳の部屋だ。早く寮を出たいなんて思う。
洗濯を洗濯機で回しているうちに、近所で食事を摂る事にした。といってもコンビニで弁当を買ってきただけ。
弁当を食べながら早く結婚したいと思う。だから警察官は結婚が早いのかと納得した。不規則な生活。窮屈な寮に押し込められ、あまり自由がない。
澪ちゃんはどうしてるかな。
そんな事を考えていると、彼女からラインが一通届いた。
今からお茶でも飲まないか、と。
酒でもいいけれど、翌日の事を考えると酒を飲んでいられない事もあるのは事実。彼女らしい気配りだった。
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