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 昼食を食べ終えた後、緑茶を啜りながらパソコンに向かっている時だった。 「日高さんについてお聞きしたいんですけどねぇ」  湯浅警部は早速切り出す。 「はぁ……」 「事故があったのは、何日でした?」 「四日ですよ」  確か四日だったと、記憶を辿る。湯浅警部はそうですか。と手帳を閉じた。 「実はですね、もう一人のガイシャ、上條美佳と日高はやはり男女の関係だったそうですね」  予想通りのドロドロ展開。今更、驚きもしなかった。  でも、パパ活ではなかったのか。パパ活なら男女の関係とは言わない筈だが。 「パパ活じゃなく、ですか?」 「パパ活から、男女の関係になったらしいですな」  そう来たか。確かにあの目つきは、色々やらかして来たような色が漂ってはいたが。
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