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そんな時、前の車が思いきり、信号無視して行った。
「お、切符切れるな」
池村巡査長は、助手席でにやりとしながら赤色灯を上につけた。
「はい」
「よーし、行くぞ」
けたたましいサイレンを周囲に響かせる。
『そこの、マツダのデミオ、世田谷ナンバー〇〇ー〇〇、路肩に寄って下さい』
池村巡査長の声が外へ響いた。
夜の警らは、今、始まったばかりだ。
(完)
*長い間、白バイ隊員と女性警察官の日常を、ご愛読下さいましてありがとうございました。
こちらの作品は終了となりますが、新しい警察コメディ小説を新連載として連載していきます。
「ポリスガールの恋模様 曇りのち晴れ」をご覧ください。
悠子ちゃんや麗子刑事、林田君など、脇役として登場します。
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