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「当たり。絶妙なタイミングで課長が理解して
相談に乗ってくれたり
的確にアドバイスをくれるから私達も
やりやすいのよね。しかも、嫌な表情せずに愚痴まで
聞いてくれるから日頃のストレスが発散になるし
ほら、女性って共感を求めるから」
「はぁっ…?」
「これだけ理解してくれる人が居たら
辞めたくなくなるわよねぇ~そこいらの
威張る上司や当たらない占い師よりいいわよ!
信用が出来るから」
私は、その言葉を聞いて納得した。
確かに見ていても嫌な表情もせずに
最後まで聞いて的確にアドバイスをしている。
私の時やあのマンションの奥さんにも
そうだったけど穏やかで相手の気持ちを考えてくれた。
あんな風にやられたら
辞める理由が思いつかないわよね。
私自身は、まだ心臓がドキドキッと高鳴っていた。
凄い。あんな人が居るんだ…現実に。
そうしたら課長は、パンパンと手を叩いてきた。
「さて、そろそろお昼ですよ?
皆さん食堂に行きましょう」
そう言って課長は、お昼休みに行くように
指示をだした。時計を見ると確かに12時になっていた。
あ、本当だ!?
「はーい。」
ぞろぞろとお昼休みに向かう他の社員達。
へぇ~ここは、課長がお昼休みに行けるように
優先してくれるのね?
他では、なかなかお昼を取らせてくれないところも
あると聞いたことがあった。
あ、私も食堂に向かわなくちゃあ……。
たしか。ここの会社は、食堂のメニューが安くて
充実しているらしいから楽しみだ。
「まどか。お前も食堂に行くだろ?」
「あ、はい。」
慌てて返事した。
そして、一緒に食堂に向かうことに。
食堂に行くとたくさんの社員達が集まっていた。
うわぁ~たくさんあるから迷っちゃう。
セルフサービスになっているのだが
メニューが充実していた。
えっと…ご飯と鮭の照り焼きと
あ、カレーライスもいいなぁ~。
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