課長side。

12/12
2674人が本棚に入れています
本棚に追加
/190ページ
それは、また申し訳なかった。 鈴木さんありがとう。 ゆいかちゃんの面倒を見てくれて 俺は、鈴木さんにお礼を伝えた。すると くねくねしながら照れていた。 『まぁ龍心ちゃんのためだから仕方がないけど~。 恥ずかしかったけど~今回だけなんだからね』 『オカマがくねくねするな。 気持ちが悪りぃ…』 『もーオカマって言わないでよ! 清水ちゃん。 凜子さんと呼んでちょうだい』 『嫌だね。何で オカマに名前で呼ばないといけねぇーんだよ!? そもそもお前…凜子じゃなくて凛太郎だろーが』 『ひどーい!! もう…清水ちゃんの馬鹿、馬鹿』 ツッコむ清水さんにポカポカと叩く鈴木さん。 2人のやりとりに苦笑いする。 この2人は、本当に仲がいいな。 「アハハッ…楽しい時間に悪いけど そろそろ時間だから。 ゆいかちゃん。ご飯食べたら会社に行くから 支度してね。お姉ちゃんに会えるよ」 『お姉ちゃんに!?』 2人をなだめながらゆいかちゃんに 伝えたらお姉ちゃんに会えると喜んだ。 預かっているだけだから 朝になったから帰さないとならない。 そして夜になるとまた、預かる。 その繰り返しになる予定だ。 姉のまどかが気づくまでは……。
/190ページ

最初のコメントを投稿しよう!