お姫さまの言い分

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昔々、あるところに一人のお姫さまがいました。 月光を思わせる銀の髪と、透き通るような肌。吸い込まれそうな青い瞳。夜よりも星よりも美しい彼女は、早くに母親を亡くしたこともあって、王様に大変可愛がられていました。 ですが、彼女には二つ、困ったことがありました。 一つは、幼い時の病のせいで目が見えないこと。そしてもう一つは、まるで笑わないことでした。
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