奇跡が起こると信じて

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あ、向日葵!! 本当は記憶が、ある時の俊に見せたかったんだけどなぁ…。 「向日葵綺麗でしょ??俊が目を開けるまで、ずっと私が水をあげてたんだよ~」 「ふぅん。」 じーっと向日葵を見つめ始める俊。 向日葵と俊が並ぶと眩しすぎてっ!! 直視出来ません~…。 どちらも負けないくらい綺麗な美しさを持っている。 「綺麗。」 「良かった!!向日葵好き??」 「うん。昔に向日葵畑に行ったことあって懐かしい。」 「そうなんだ!?」 昔のことは、あんまり知らないから初耳。 向日葵畑かぁ… きっと幼少期の俊、とびっきり可愛いんだろうなぁ。 「ありがとう。」 「…えっ??」 急に真剣な眼差しで『ありがとう』と私に言う俊。 えっ!? な、なんか…急に素直になった!?
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