奇跡が起こると信じて

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「どのくらい意識朦朧としてたのか分かんないけど、それでも毎日水やってくれて。」 「ううん!!だって、見せたかったんだもん。当たり前だよっ」 そう。私が好きで、お世話したんだ。 そして密かにお祈りしてたの。 意識が戻りますようにって。 だから今こうして俊に喜んでもらえて、すごく嬉しいよ。 「ちょっと!?病院では走らないっ!!」 「待ってろよ!!今行くからなぁー!!」 なんて、急に廊下が騒がしく聞こえる。 足音も徐々に近づいてきているような…。 「何事?」 「さ、さぁ…??」 少し怯えたような目を見せた俊。
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