0人が本棚に入れています
本棚に追加
でも、先住の彼の他に先住の彼女もいた。
彼女は最初彼に対して威嚇をするも、
まだ頼りないよたよたな歩き
牛柄の小さなふわふわな体
そしてしましまの小さな尻尾
それら全てを可愛く思ってしまった。
彼女の心をくすぐった。
彼女はここへきてから
「おてんば娘」「じゃじゃ馬娘」と
家族に言われていた。
駆け回るのは大好きだし
驚かせるのも大好きだし
壁を蹴って二段ジャンプするのも大好きだった。
だからそう呼ばれた。
最初のコメントを投稿しよう!