1day

6/9
前へ
/16ページ
次へ
彼女はバックから 包み紙を取りだし 僕に手渡してきた 『…今日はバレンタインでしょ?  だから私はチョコをあなたに渡すのです。』 僕の手をとり 包み紙を渡してきた 『…返事はまた明日、同じ時間  同じ車両の同じ電車で』 そう言い 彼女は足早に 僕の前を歩いていった 僕は彼女の手の温かさが 夢ではないのかもと 彼女の言葉の重要さよりも そんなことを考えていた
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加