凍結世界

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 一人は隣の家の子供。欲にかられて殺した。死体(コレクション)が増えることに快感を得てしまった。  嬉しくなり、祝杯と称して赤ワインを暴飲したのだった。  そんなことを思い出した。  そして、あとは恋人。大好きな恋人を死体(コレクション)にしないわけにはいかないだろう。  ――死体(コレクション)は冷たい。その冷たさ(・・・)で、ここに五人いるのに生きているのは一人だけという素敵な孤独(・・・・・)を感じられる。  今日はいつもよりも景色が綺麗に見える。  ――さあ、恋人を迎えに行こう。
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