3人が本棚に入れています
本棚に追加
「あっ、ふ、風呂沸いているから入って来てよ!! パジャマなら後で持って行くから!!」
「フッ、動揺し過ぎ」
小バカにしたような笑みを最後に、レキはリビングからいなくなった。
あー、ヤダヤダ。レキったらもーっ……本当に冗談キツいなー……カレーを大袈裟にかき回しながらそんな事を思った。
『美味しそうなカレーだね』
すると、後ろから突然スノーマンが。
ビックリした私は思わず体がのけ反り返る。
「わぁっ! 急に現れないでよ!」
『僕にもちょうだい』
「ダ、ダメだよ! これはお母さんが作ってくれたんだから!」
何故か鍋を庇う私。
スノーマンはそれを見て、何だか羨ましそうに指をくわえた。
『お母さん……良いなぁ』
最初のコメントを投稿しよう!