雪の夜

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「えっ、同窓会?」 ある日の晩ご飯時の事だった。 私は、お母さんから初めての事を任されようとしていた。 シチューに浸しているパンを食べる手が止まる。 お母さんは、申し訳なさそうな顔をしながらサラダを口いっぱいに頬張った。 「そうなのよ~……突然案内状が来てね……いつも断っているから、今回くらいは行かないと申し訳ない気がするし……だから、お願い!」 そして、両手を合わせて懇願される。 私の家は、お母さんとお父さんと私の三人暮らし。 お父さんは帰るのが夜中になるから、ご飯はこうして二人でとる事が多い。 テーブルで向かい合って対峙する私達の間に、気まずい沈黙が流れる。
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