3人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
翌日、私はクラスメートにその事を話してみた。
そのクラスメートとは、男っぽい女の子のレキと親友のケイ、夏兎。
そして私、橋本桜は今……子供の初めてのお使いと同じような事に挑戦させられようとしている。
「あー、わりぃ。今日は夏兎の家で雪兎の誕生会に誘われてるから」
ケイが本当にゴメン! と言わんばかりに体を九十度に曲げて手を合わせられた。周りの視線が痛いのでとりあえず宥めてみる。
「一人じゃ寂しいとか子供かよお前は」
そして、問題のレキ。
何故問題かと言うと、こうして氷の如く容赦のない返事をされるからだ。しかも、即答ときた。
最初のコメントを投稿しよう!