雪の夜

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「何も即答する事ないでしょ!?」 「お前もう中学生だろ? 留守番くらい一人でしろ」 「レキの意地悪」 「はいはい、寂しかったらメールでもしてこいよ。話くらいなら聞いてやるから」 ポンポンと頭を撫でてくれるケイに、「ありがとう」と頷いて返した。 こんなんだけど、私達はとっても仲の良いメンバー同士。いざという時は力を合わせて勉強を教え合ったり、クリスマスやバレンタイン等のイベントの時にはフェア行ったりもする。 「でも、中学生の無断外泊とかダメなんじゃないのか?」 夏兎が思い出したかのように言う。 一人で呑気に他人事みたいにチュッパチャップスをしゃぶってクルクル回したりしている。 「バレなければ大丈夫ですっ!」 あっ……友美もいたんだった。 ゴメン、忘れていてと心の中で謝っておく。
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