雪の夜

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「いや、夏兎お前この前ウチを家に泊めていただろ。バレるかどうか以前に前科があるから大丈夫だ」 「お前ら、俺を泊めさたくて話を進めていないか?」 「ちなみにですね、私は店番と従妹の世話があるので無理です。すみません」 ……まぁ、そんな訳で。 私は仕方なく一人で留守番をする事にした。 いやー……分かってはいたんだよ? だけどね、こうもアッサリ断られるとは……思わなかったな……別に寂しいとかじゃ……うん、正直なところ寂しい。 でも、仕方ないよ…… とある理由で別れた千恵だって、毎日ひとりだったんだから。 たまの一人くらい寂しいってワガママ言っていたら、バチがあたるよ……
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