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天井から差し込む光が空気中の粒子を浮かび上がらせる。
家に帰ってドラクエがやりたい。
5月に父さんに買ってもらった。
テロリストが銃の引き金を引いた。
景気のいいマズルフラッシュとともにコンクリートの壁に弾痕が刻まれる。
ボッ!ボッ!ボッ!
まるで『コマンドー』の中にいるみたいだ。ケイちゃんと『トップガン』見に行くまでは死ぬわけにはいかない!
足首や腕の関節が悲鳴を上げてる。
死にそうだ!
颯爽と現れたケイちゃんがテロリストの銃を懐に引き入れた。
「ヨシコ!大丈夫か!?」
ケイちゃんは1年先輩の泉中の生徒だ。帰宅部でこれといった活躍はしていない。近所に住む幼馴染だ。
姿勢を崩したテロリストの頭にケイちゃんが強烈な肘をかました!
間髪入れずに足払いをかけ、テロリストのバランスを完全に奪うと銃を奪った。
「死にてぇのか!?てめぇ」
銃口をテロリストの頭に突きつけた。
「アッ、アイスワーラー……」
テロリストがワケの分かんないことを言った。
「水だと!?人殺しが何言ってんだよ!?」
「ケイちゃん?英語喋れたっけ?」
「イヤ、アイスワーラーってのは沖縄で水って意味なんだ」
敵地からは脱したが車に轢かれてケイちゃんは死んだ。
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