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エピローグ
入れ替わった袋は持ち主に戻り、無事に終わった。直後、多場さんが
「受け取ってください!」俺にチョコを渡した。そして西園寺さんもリオにチョコを。俺達二人はまさかの本命チョコを手に入れた。
俺、綾、リオは自転車で、街を目指した。
「西園寺さんは奪ったんじゃなく、驚かされて落とし、ケーキが壊れたと勘違いし、そのまま持っていったとはな……」
「だから、直前にあんなことを……」
「誰も、悪くなくてよかったよ!千代子さんのタルトも無事だったし」
「千代子さんのチョコがちょこっと失踪かぁ……」
「悪くないな」
「えーさらに寒くなったよ!」
「あはは。ほら、着いたぞ」
「ここで待ってて!」
綾は買い物をしてる間に雪が降ってきた。暫くして走って戻ってきた。
「はい!私から、二人へのバレンタインデーチョコだよ!」中を見るとチョコとペンが入っていた。俺に赤、リオに青、綾が緑色だった。
「ありがとう」二人同時に笑顔で言った。
家に帰り、すぐに部屋に入った。早速、チョコを開けた。先に本命の義理チョコを……
「やっぱ、あいつのチョコうまいな。」
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