私の意地悪な旦那様

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 何よりも気になるのは、股間を覆う薄布からはみ出した隠毛だ。  こんな醜い姿、絶対にウルバーノには見せられない。すぐにでも部屋を飛び出して、侍女に頼んで処理してもらうべきだ。  ヴィルジニアが少し時間が欲しいと口にしようとした矢先、ウルバーノの声が薄闇に響いた。 「もう、見てもいい?」  驚いて振り返ると、ウルバーノの視線はすでにヴィルジニアに向けられていた。 「お、お待ちになって! 先にからだを清めてきますから」 「そんなことしなくていいよ」  とっさにうずくまったものの、ぐいと両腕を引っ張られ、半ば無理矢理に立たされてしまう。両腕を捕らえられては大切な部分を隠すこともできず、面積の狭い下着からはみ出したヴィルジニアの隠毛は、あっさりとウルバーノの目に晒されてしまった。  あまりの羞恥に全身が熱をあげる。ヴィルジニアは硬く目を閉じて、ウルバーノから顔を背けた。  真っ暗になった世界にくすりと笑う声が響き、続けて澄んだ優しい声がヴィルジニアの耳を嬲った。 「ジニーは下の毛が多いよね。柔らかいからセックスのときには気にならないけど、とても範囲が広いんだ」
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