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「ごめんな、亜美香。いつもいつも相談のってもらって。」
「ううん、気にしないでよ。私、ただ話聞いてるだけだし。」
その代わり、逆に相談したい。
どうすれば、奈南さんみたいに、雄太郎に想って貰えるのですか?
「なんか気が楽になった。今夜、思いきって奈南さんに聞いてみるよ。」
どうすれば、奈南さんみたいに、雄太郎から毎晩電話を貰えるのですか?
「俺って、まだまだだな。奈南さんの気持ちが、俺以外の男に向いてるかもしれないって考えるだけで、イライラするなんてさ。」
「好きになったら、そんなもんなんじゃない?」
どうすれば、奈南さんみたいに、雄太郎から嫉妬して貰えるのですか?
私の恋は、片想い。
しかも相手には、好きな人がいる。
その恋愛相談にのっているという、辛い立場。
雄太郎の好きなビターチョコに似ていて、
ほろ苦い。
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