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店員:「おめでとうございます!スペシャルオーダーバージョンで接客させていただきます!」
鈴宮:「はぁ。スペシャルってことはなんかいいことあるのか?」
店員:「はい、もちろんです!全ての注文をお客様のお好みにカスタマイズします!」
鈴宮:「はぁ、なんかこの店員、微妙にテンション高くなってないか?」
店員:「では、お客様。まずは、お一人様と言うことでしたが、寂しいよお腕したら、こちらから人をお付けすることができますが、いかがいたしましょう?」
鈴宮:「は?今は一人だけど、勝手に寂しい扱いされてもなぁ…。一人で十分です。」
店員:「かしこまりました。では、喫煙のご希望でしたが、お席は窓側、奥の静かな場所、カウンターいかがいたしましょう?」
鈴宮:「窓側で。」
店員:「はい。では、一人様掛、二人様掛、4人様掛、6人様掛とありますが、どのお席がよろしいでしょうか?」
鈴宮:「う~ん、広めに4人掛けくらいで。」
店員:「かしこまりました。では、私が今からお客様をご案内させていただきますが、私はお客様の目の前、右横、左横、どこについて、ご案内しましょうか?」
鈴宮:「いや、好きにして。」
店員:「それではいけません。全てをお客様のオーダー通りにするのがスペシャルオーダーサービスですから!どうされます?」
鈴宮:「はぁ、…じゃあ、前で。」
店員:「かしこまりました。では、お客様のことをお名前でお呼びしたいのですが、お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
鈴宮:「いや、客でいいだろ?」
店員:「そうですか。では、お客様で。」
鈴宮:「あぁ。」
店員:「では、私が今からお席までお客様をご案内いたしますが、歩く速度は、ゆっくりめ、標準、はやめとありますが、いかがいたしましょう?」
鈴宮:「…、何でもいいから早く案内してくれる?お腹すいてるんだけど!」
店員:「歩く速度はいかがなさいますか?」
鈴宮:「おまっ…、標準で!」
店員:「かしこまりました。では、私がご案内しますが、一歩目は、右足、左足、あるいは両足ジャンプでのご案内どれにいたしましょう?」
鈴宮:「あのな!…何でもいいから早く案内しろ!」
店員:「そう言われましても、お客様にスペシャルなひと時をお届けするのが私の仕事ですから。」
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