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そして、1軒のカフェに入った。
カランカランと店内に音が鳴り響くと、オーナーが小走りで駆け寄ってきた。
「えっ!?きょ…響也…くん!?どうしたの!お仕事は…」
ようやく俺に気づいたのか、声を裏返して動揺していた。
ふふ、なんか可愛いな。
「今ちょうど仕事帰りでさ。無性にお前に逢いたくなったから……来ちゃった。急でごめん…」
我慢出来ずに、すぐ思うままの行動に移す。
まだまだ俺って子供なのかな?
「全然!あ、えっと…奥の席にご案内します!」
「うん。ありがと。」
普段は下ろされた長い髪も、今日は一つに結ばれている。
髪の隙間から見える、うなじが色っぽく感じたせいか…
なんだか、妙に見とれてしまった。
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