想い
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尚の身体は気付いたときには、もう命のロウソクが燃え尽きる寸前だった 毎日病室に通って出来るだけ一緒に居た そう、只ひたすらに同じ時間を過ごしてた かけがえのない親友だから 必ず元気になるって根拠もないのにずっと信じてた 手のひらに掬った砂がサラサラと音もなく零れ落ちるかのように、尚はこの世を去った 毎日毎日、信じられなくて、信じたくなくて ひたすらに名前を呼んで泣き続けてた
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