お姫様扱いにも負けませんっ

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  「脇田さん」 と廊下に出た脇田を追った蓮は、彼を呼び止めた。 「あの、本当に、日曜日、大丈夫ですよ。  私の方は別に」 と言うと、脇田は、いつものように穏やかに笑い、 「いや、いいよ。  確かに渚に休みは必要だ。  それに……あいつ、たぶん、自分から誘って、デートとか初めてだから」 と言ってくる。 「えっ。  あの顔でですか」 「顔、関係ないでしょ」 と脇田は笑う。
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