6人が本棚に入れています
本棚に追加
だが、突然に車が大きなタイヤの回る音に包まれる。
「しまった!はまった!」
瑠璃くんの親父が叫ぶ。
外は激しい雪。
みんなは外に降りて車を押すが女体化しているため、力が男のときよりない。
車は進まず立ち往生。
雪山への道は、人も車もまばら。
だが、そこに一台の車が通りかかる。
瑠璃は、その車に手を振る。
運転手は気付いたのか、車を止める。
中から男性が下りてきた。
「瑠璃くんじゃないか?」
「え?俺を知っているの?」
「いつもグラビア見てるからな。本物を見れるとは思わなかった。……スリップか。牽引してやるから待ってな」
一瞥で事態を理解して男性は、早々と対処をする。
最初のコメントを投稿しよう!