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まずこの荷物を運んで来た人は、インターネットショッピングサイト「ジャングル」で品物を注文した時に、たまに荷物を運んで来るのを目撃しているので、本当の日本郵政の社員だと言うのが解った。
次に、その宅配員が俺の家に荷物を届けた直後に、隣の家のチャイムを鳴らしていた。そしてドアの隙間から見えた手押し台車には、この荷物と同じような箱が大量に積まれていたのが見えた。
そうなると、この荷物は自分以外の人たちにも大勢届いて居るのだろうか?どれくらいの人たちに届いているのだろうか?という疑問が湧いた。
もしかしたら、身の回りの人たちの元にも届いているかも知れない。だとしたら直ぐに確認しなくては!そう考えが及んだ時に、
『ケーブル!』
という、スマホの無料通話アプリ“ケーブル”の着信を知らせる電子音声が鳴った。
達也は何事かと直ぐにスマホの画面をチェックする。するとメッセージを送って来たのは、一人暮らしをしている彼女の沙織だった。
『達也!何か変な荷物が届いたんだけど、達也は何かわかる?』
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