悪魔の郵便物

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 しかし達也は、得体の知れない恐怖感で、とてもじゃないが、ハシャぐようなテンションにはなれなかった。  ケーブルトークに参加しているメンバーを眺めていて、仲がよい友人の動向を確認する。  まず大学のサークル仲間で、現在は予備校講師をしている大島翔平。彼は一番の親友であり、現住所も歩いて10分程度の、この中では一番近所に住んでいた。  次には宍倉圭吾。こいつは高校時代のクラスメイトだが、体力には自信があるという脳味噌筋肉のような熱い男だった。だから高校を卒業したら陸上自衛隊に入隊し、現在は朝霞駐屯地勤務で、練馬にアパート暮らしだ。  学生時代の友人だと、他には高校の鈴木、佐藤、山本など。  大学の友人だと、他に高橋、渡辺、山下も居る。  その他にも職場の同期で仲良くしている、田中と遠藤もトークタイムラインで確認できた。  皆、荷物の中身を開けてみようと試みたようだが、どうにもこうにも如何ともし難く、開けるのを諦めたと口々に語っていた。     
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