大切な命が消えないように

不安な夜

家に戻ると、夜の空に薄っすらと明かりが差し込んでいた。
空から降り注ぐ白い雪がキラキラと輝いて見える。
温度差で目覚めた空は寝起きには珍しくとても機嫌が良かった。
空を見上げて、うっすらと笑顔を浮かべ、足をバタつかせながら可愛い声をあげた。
「あーっあー」

希望の空から天使が降り注ぐ。