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昔(?)ながらの'こたつ'はオリジナリティな温か味があります。もちろん'家族団らん''夫婦円満'の秘訣アイテムと言えるでしょう。こたつ大好き'緒古田(おこた)さん'夫婦は今日もこたつに入って仲良くみかんを食べていました。するとある年の大晦日、夫の'たつおさん'が妻の'つた子さん'に言いました。「明日は元旦、初詣に行くとしよう!」そして緒古田夫婦は朝日を待って近くの'こうのとり大社'へ出かけました。二人は仲良く鳥居をくぐり境内にたどり着きました。手を浄め鈴を鳴らしお賽銭を入れたその時、お社の中から白髪白髭の神さまが出ていらっしゃいました。その神さまは二人にこう言いました。「この金の卵を二つ授けよう、きっと良いことがあるでしょう。」二人は大切に持ち帰りました。そしてその金の卵をこたつで温めることにしました。乾きを防ぐために綿に水を含ませて少しずつ少しずつ湿らしながら温めること三週間、なんとこたつの中から'ピヨピヨピヨ'ひよこの鳴き声がするではありませんか。二人は大喜び!「御利益だ~、御利益だ~。」と幾度も叫びました。その後二人は大切に育て、そのひよこはスクスクと育ちました。グングンと尾っぽがのび立派なおしどりに成長したのです!そして夫婦はいつまでも幸せに暮らしました。
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