3.ママのはなし

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そのウサギは何も言ってこなかった。 わたしも疲れてて。 でも彼がいてくれたから寂しさはなかった。 気づいたら穴がたくさんある広場のようなばしょについたの。きっと彼が導いてくれてたんでしょうね。 広場に着いたら急に彼が声をあげた。 びっくりしたわ。 その声で、穴からウサギがピョコピョコと。 ああ、この人は助けてくれたんだ。 そうわかった瞬間たくさんのふわふわな子達 に包まれて、わたしの意識は消えた。
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