──あったかい、ぼくのシアワセ──
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──あったかい、ぼくのシアワセ──
───あったかい。 小さく丸まってはぁーっと白い息を吐き出す幼子。 ついさっきまでぶるぶると震えるくらい寒かったのがまるで嘘のようだった。 ───あったかい。あったかい、なぁ……。 うとうとと、船を漕ぎだした幼子。 やがて、キラキラと白い何かが舞い降りてくるのを目尻に幼子は眠ってしまった。
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