376人が本棚に入れています
本棚に追加
/1677ページ
言いかける圭一郎の
両頬に手を当て
「坊っちゃま…気をつけてください…!」
リアは真剣な顔で
頬に手を当てたまま
自分の額を
圭一郎の額に引っ付ける。「気をつけて…」
「リア、大げさだよ?」
圭一郎は笑っているが
「いいえ。大げさなことではありません…気をつけてください。なんだか嫌な予感がするんです…」
そして
自分の首元から
着けていたロザリオを外して
圭一郎の首にかけた。
最初のコメントを投稿しよう!