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自分の予想が的中していたことに驚嘆しました。
「こいつが例のクソ記者の山本だ」
私はエレベーターの扉の前から、一歩も前に進む気がしませんでした。
「ゆすってきたんだ。こうするしかなかった」
「僕を呼んだ理由は何ですか? まさか罪を被れ、なんて言わないですよね?」
「一緒に死体を片付けてほしい」
「無理です」間髪入れずに返しました。
「いいや、お前は必ず手伝うはずだ」
「何を根拠にそんなこと言ってるんですか?」
「俺たちは過去にも同じようなことをしているからだよ」
「苦しい言い逃れですね」
「嶋・・・・・・お前は、お前が思っている以上に人格が破綻してるんだよ。もう隠しても仕方ないから言ってしまうけど、行方不明になっている一条は、お前が殺したんだよ」
「何をバカなことを言ってるんですか!」
「俺はその死体遺棄を手伝わされたんだ。今回はお前が手伝う番だ」
「ふざけないでくださいよ」
「ふざけてなんかいないよ。そもそもこの記者は、そのことを掴んでいたんだぞ。だから殺したんだ。元々はお前の責任なんだぞ!」
私が記憶を失っていることをいいことに、成田さんは無謀とも言える濡れ衣を着せてくるのでした。拘束衣と言ったほうがいいかもしれません。
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