あとがき

2/6
前へ
/6ページ
次へ
毎度ながら、作品を書くに当たって私は、メインとなるキャラ創りから始めます。 しかし、これまたよく有る事ながら、当初、今作のメンズキャラは、 全く別のキャラクターを描いておりました。 にも関わらず、未波がメール室に移るシーンを書き始めて間もなく、 まさに「降臨」という感じで辻上が浮かんでしまったのです。 しかも、今までの私の作品では絶対といっても過言でないほど、 メンズたちは、みんな恋人にデレデレにデレるにも関わらず、 辻上だけは「デレない」という強固な前提が、降臨当初からの約束になりました。 お蔭で、いつもは(お約束のように、その通りには書けたためしはないものの) 一応プロットを書いてから本編を書き進めるにも関わらず、 今作は、初の全編ライブでの執筆となり、 書いている当人も先がどうなるのか全く見当もつかないまま、キャラ任せで進めることに……。 その上、今までは作品の冒頭とラストが浮かんで書き始めて 展開を創っていくパターンが、今回はラストが見えないままで突き進んでしまい、 どんどんお話の展開が進んでも、一向にラストが浮かんでこない。 もう本当に、困惑するほど書き手泣かせの進行でした。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加