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毎度ながら、作品を書くに当たって私は、メインとなるキャラ創りから始めます。
しかし、これまたよく有る事ながら、当初、今作のメンズキャラは、
全く別のキャラクターを描いておりました。
にも関わらず、未波がメール室に移るシーンを書き始めて間もなく、
まさに「降臨」という感じで辻上が浮かんでしまったのです。
しかも、今までの私の作品では絶対といっても過言でないほど、
メンズたちは、みんな恋人にデレデレにデレるにも関わらず、
辻上だけは「デレない」という強固な前提が、降臨当初からの約束になりました。
お蔭で、いつもは(お約束のように、その通りには書けたためしはないものの)
一応プロットを書いてから本編を書き進めるにも関わらず、
今作は、初の全編ライブでの執筆となり、
書いている当人も先がどうなるのか全く見当もつかないまま、キャラ任せで進めることに……。
その上、今までは作品の冒頭とラストが浮かんで書き始めて
展開を創っていくパターンが、今回はラストが見えないままで突き進んでしまい、
どんどんお話の展開が進んでも、一向にラストが浮かんでこない。
もう本当に、困惑するほど書き手泣かせの進行でした。
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