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白いシーツの海に、生まれたままの僕がいる
そっと真ん中からみぎ側のベッドの下。
手を伸ばし、床を触ると いろいろ落ちている。
コロンと落ちてみょう、左からは寝息が聞こえる。
神様、!そのまま僕を帰して…
それしか考えられない・・・
何をどう着たかなんて覚えてない。
ただひたすら
着込んだ、裏表?右左?どうでもよくて。
私物 念入りに這いつくばって探す。部屋の明かり
ついたまま。僕は…身体を重ねていたのか…
考えたくない……
はやく!
僕を なかったことに!
逃げるように。
そおっと 彼の部屋のドアを閉めた。
はぁ…寒いよ、いろいろ
夜中 2時過ぎかァ。携帯見た。ここから歩いたら
どれくらいかかるかな?
僕のねぐら…。
さえない。よく言われる。
でもね、努めて明るくしてるよ、
なるべくね。
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