朔太郎
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玄関のドアがガラガラっと音を立てる。 ワシはその音でビクッと目を覚まし、ご主人の帰宅を知る。 ゴロゴロした分、体をグイグイと伸ばし玄関へ向かった。 「朔太郎ただいまー」 ご主人はワシの頭を、子供の頃から変わらない笑顔でガシガシと撫でる。 ― 今日もご主人のガシガシは気持ちええのぉ ― 開けた玄関から、隙間風が入り込む。 ご主人の冷たい手が頭から離れると、一緒になって暖かい居間へ駈け込んでいった。
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