ナンバー7のこたつ
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ナンバー7のこたつ
「それでは、最後の部屋にお入りください」 四畳半ほどの小部屋、そこには、こたつがポツンと置いてある。座布団に座って皿の上にある、冬ミカンを食べ始めた。首からぶら下げたネームプレートには、実験ナンバー7、七十歳(男性)と書かれてある。 ……私の国がこんな恐ろしい国になるなんて……。この国は民主主義だったはずだ。私は今までの出来事に思いを巡らしていた。
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