第1章

5/6
前へ
/297ページ
次へ
はあ~。あまりにも辛そうだったら声かけようか。 「顔色が悪い様ですけど、大丈夫ですか?よろしければ座られますか?」 お、おお!何と女性が席を譲っている! 「あ、ありがとうございます。でも貧血で少し気持ちが悪くなっただけだと思いますので、大丈夫です。」 「私は次の駅で降りますので、是非座って下さい。」 彼女達のやり取りに俺は目が離せなかった。 じゃない。席を譲った彼女から目が離せなかった。
/297ページ

最初のコメントを投稿しよう!

417人が本棚に入れています
本棚に追加