第1章
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はあ~。あまりにも辛そうだったら声かけようか。 「顔色が悪い様ですけど、大丈夫ですか?よろしければ座られますか?」 お、おお!何と女性が席を譲っている! 「あ、ありがとうございます。でも貧血で少し気持ちが悪くなっただけだと思いますので、大丈夫です。」 「私は次の駅で降りますので、是非座って下さい。」 彼女達のやり取りに俺は目が離せなかった。 じゃない。席を譲った彼女から目が離せなかった。
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