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正弘とミヨリは、変装して咲のバイト先に向かった。
咲は、牧場に併設されているアイスクリームやカレーなどが売っているレジを任されていた。
レジは、行列を作っていた。
「おい、あの子、超可愛いな。」
正弘とミヨリが行列に並んでいるとそんな声が多々、聞こえてきた。
マジかよ、あのツンデレ娘がこんなに人気があるとはね…。
二人の順番が来てカレーライスとアイスクリームを頼んだ。
一瞬、咲の顔が強張った。
しかし、咲はすぐに笑顔になりカレーライスとアイスクリームを正弘とミヨリに渡した。
帰り道でミヨリが
「ありゃ、バレたかもね。」
と呟いた。
「そうかな?」
カレーライスを食べながら正弘は分からないという顔をした。
「あと、レジにもう一人イケメンがいたね。」
「マジで?いたっけ?」
と喉を正弘は詰まらせた。
「分からなかった?ミヨリは、妹だし大人の男が好きだったらあの人だね。」
「そうかな?」
「そこで、まー君帰ったら咲にユサブリかけてみてね。」
ミヨリは、ニコニコした顔をして言った。
マジかよ…。
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