幼き頃

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「お兄ちゃん、留守番は?」 正弘は、咲を置いて友達の家に行くつもりだ。 正弘と咲が、幼い時の話だ。 「別に。」 正弘は、あきらめた。 二人でアイスを食べながらテレビを観始めた。 「お兄ちゃん好きな子、クラスにいる?」 「いないよ。」 アイスの棒を噛みながら正弘は答えた。 「じゃあ、わたしの事、好き?」 「バーカ、妹なんて好きになるかよ。」 「何で?」 「知らねーよ。」 咲は、泣き始めた。 困ったなと内心思って冷蔵庫からもう1つアイスを取って咲に渡した。 咲は泣き止んで 「お兄ちゃん大好き!」 と咲は言った。
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