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咲は、学校に着いてため息をついた。
教室に入って自分の席に座るといきなり背後から抱きしめられた。
「だーれだ?」
「ミヨリでしょ?」
「正解。ちょっとはビックリしてよ。」
咲がため息をついた。
「ビックリしたよ、いきなり巨乳を背中に押しつけられて。」
咲は、少し笑ってミヨリに言った。
「何か悩み事?」
「別に…。」
「恋煩いだ!」
「え!」
「まさか、図星?」
「…。」
咲は、真っ赤な顔になった。
そんな時に朝礼のベルが鳴った。
昼休みー。
「今日も、おにいと屋上?」
咲は、あきれた顔でるんるんしてるミヨリに聞いた。
「そうだよ。あー、ドキドキする。」
「ミヨリほどの美人さんが何であんな冴えないおにいが好きなの?」
「可愛いじゃん、まー君。」
「可愛い?どこが?」
「全部。じゃあね、行くね。」
咲は、ミヨリの背中を見て深いため息をついた。
あーあ、何で好きになっちゃったんだろうと咲は後悔していた。
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