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「あれ?歌夜、どうした?今日はなんか雰囲気違う?」
登校中に早速言われた。
なんとまあ、私の友人様は目ざとい事だ。
ふふ……しかし、どこが変わったかなど分かりはしないだろう。
「別に。いつもと同じ」
あくまでもクールにクールに。
「いいや!違うね。えっと、それだ!」
ビシッと私の女神たる証を指差す友人。
「ち……」
ばれてしまった。
「何故舌打ちされた私!」
「あー、いや、何となく?」
「酷くない!?」
何処にでもありそうな女学生同士の他愛もないやり取り。
私はこの子との時間は嫌いではない。
「でも……ふぅん……?」
何やら、とてもいやらしい目でじろじろ見られる。
「何?」
「うん。良いんじゃないかな?よく見たら髪型も何気に変わってるし」
いや、髪型は変わってると言うかなんと言うか……。
しかし、まぁ良い顔するよね。友人様は。
「う……」
でもね?
そんなに真っ直ぐな感じで言われたらさすがに照れる。
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