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「ふふ。゛私はあんな子供には興味ないのさ〝」
急に演技じみた言い回しをする友人。
「出たよ。゛役者さん〝が」
これが他の人達の前での彼女の姿。
所謂変わり者。
でも、まぁ、良い意味で゛変な奴〝だから私の友人なんだと思う。
この友人と出会ったのは入学式の日だった。
目立つのが嫌いな私は式が終わり、自身のクラスとなった教室の椅子に座り、周りが、やれ部活は何にするだの、軽い男子達が女の子にライン交換してくれだの忙しくしている中、ただただ、無関心にぼうっとしていた。
しかし、自分で言ってはあれかもしれないが、先だって友人が言ったように私は癖っ毛を含めたとしても見てくれが良い方だ。
そんな女子が一人で居たとなると、当然……。
「ねぇ、水野さん、だっけ?」
声を掛けられる訳である。
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