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いつか誰かとのやり取りその3
『とにもかくにも大急ぎで髪を整えたんだったけどね……。やっぱり癖っ毛って厄介よ?あれだけ頑張って戦ったのに一部の髪がね?こう、びょぉーんってなっちゃうのよ』
大袈裟でもなんでもなく事実がそれなのだ。
『……く。……ふふ』
堪えきれず吹き出す青年。
『あ、笑ったわね?笑い声じゃないのよ?目立つのを嫌がる私みたいな女の子にとってはね。でね?どうしたと思う?』
『……?』
ふぅむと、考え頚を傾げる青年。
『それはねーー』
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