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国際線へと向かうため、エレベーターに乗って3階まで行き、ゲート7を探す。
長い空港を前を歩くレンに追いつくように少し小走りになる。時折、立ち止まってこちらが追い付くまで待っているくらいなら、スピード緩めてくれたらいいのになと思う。
ゲート7、ゲート7……あそこかな。
集合場所に決めていたゲート7の近くには、風花先輩と赤松、風紀メンバーと生徒会メンバーがちらほらいた。早めに着けてよかった。
「おはようございます。」
風花先輩や皆に挨拶する。
「ああ、木戸おはよう。」
「木戸くんおはよう。」
風花先輩や風紀、赤松は挨拶を返してくれたが、やはり松永現風紀委員長や新規の風紀委員、イベント実行委員たちは軽く会釈をしただけだ。
ついこないだまで対立してたから、慣れなくて当たり前か。
犯罪まがいなことをしてしまったし。
レンも俺に続いて挨拶をしたら、
元同期の風紀委員のリョウタを見つけて、すっと寄る。
「前みたく風花先輩の隣には行かんのか?」
ニヤッとして茶化してくる。
「辞めてるのにオフィシャルな雰囲気のなか行けないよ。」
そうぼそっと言う。
「プライベートでもラブラブだしな~。」
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