第三章 闇タバコを売る男

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カレン族とはシャン州南部に住む民族で、象を扱うのに非常に長けている。 一部の勢力はミャンマーからの独立を求めて戦っているので、ちよっと面倒な面のある部族なのだが、彼があまりに小さいのと甲高い声もマッチして戦士の部族と言うよりは森の妖精ホビットに見えてきた。 そもそも東南アジアの人々は日本人と比べると平均5㎝ほど背が低い、更にリス族を除く山岳民族はそれよりも背の低い人が多い。 180を越える新一ならほぼ進撃の巨人である。 新一が山岳民族の村に一泊した時、入り口が低くて扉に何度となく頭をぶつけたり、用意してもらったベットが小さ過ぎて膝を折り曲げて寝るしかなかったとぼやいていた事を思い出した。
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