コタツ上の空論

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待て待て、そもそも足し算ってなんだ?例えば、2つの籠に入ったミカンを合わせて1つの籠に移して1つずつ数えたら、それは足し算なのか? 違う。それは数えているだけだ。 足し算は2つの籠のミカンの数がそれぞれ分かっているときに、その合計を求めるものだ。 今は何の意識もせず、足し算できてしまうけど、小さい頃はどうやっていたっけ? 多分、こうやるはずだ。 籠Aに4つ、籠Bに3つミカンが入っていた場合、Bのミカンを1つAに移して5と言い、また、Bのミカンを1つ移して6と言い、またまた、Bのミカンを1つ移して7と言う。そうしてBのミカンが無くなったからAとBの合計は7だったのだと分かる。 ん?これって最初の合わせて数える方法とどう違うんだ? あっそうか、全然違うわ。 だって、2つ目の方法には合計の原理が使われている。 合計の原理とは、BからAにミカンをいくつ移しても、その合計は変わらない。というものだ。 その分だけ、二つ目の方法は高度だと言えるんだ。
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