鹿児島日記(白いののほう)

叔母の死にて改名

鹿児島県薩摩川内市は雪だった。

叔母の突然の逝去により体調を悪くしております。

厳しくかつやさしかった叔母が火葬場でついに骨になってしまった時の圧倒的な現実感と 仮通夜・通夜の二日徹夜での疲労は元々万全ではない弱った体にさらに追い討ちをかけました。

食欲もあるはずはなく。
葬式の夜も吐き気と叔母の死のショックで眠ることが出来ず大変苦しい夜を過ごしました。
喘息の発作の薬とやっとみつけた睡眠薬のお陰様でようやく回復。

食事も取れました。

私は、くも合戦で全国に知られる鹿児島県姶良市加治木町で生まれたので加治木の人という名前だったんですが、本籍は鹿児島県薩摩川内市入来町。 島津氏と姻戚関係にあった入来院氏の豪族が統治していたことで知られるけど
専門書(入来院文書)以外では話題にならない2018年現在では目も当てられないほど廃れてしまっている限界集落の出身です。

思うところありまして改名しました。
あんまり変わらないけど(笑)

これからは郷里薩摩にちなんだご当地小説家としてアマチュアしてみたいと考えては見ました。

入来院家の武士を面白おかしく書いてみようか 入来温泉地での切ない恋愛話をしてみようか。 叔母の一生 唯一の笑顔の場 中国満州への旅行記を書いてみようか それとも仮通夜・通夜二徹完徹した伝説の爺様の若かりし武勇伝をやりでけてみようか。

崩壊してただただ廃れてゆく悲しい入来町のを姿を淡々と描写してみようか思ったり思わなかったり。

考えてはみたものの今はただ休みたいです。

薩摩人は皆西郷隆盛のような巨きな偉人が鹿児島に再び顕れて、疲弊し廃れてただただ老い衰えてゆく郷里と自らの姿に一抹の光をさしのべてくれる 救世主を待っています。

果たして私は、少しは薩摩に笑いと光を届けられるでしょうか？