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「今回のこと、お悔やみ申し上げます。お気持ちの整理がついていないかもしれませんが、自殺の可能性が高いとはいえ、事情をお聞きする決まりになっておりまして。ご協力いただければ幸いです」
唯加は咄嗟に目を落とした。
「明美ちゃんは、太陽のように明るい子でした。なのに自殺なんて……。気づいてあげられなかったことが悔しいです」
「東郷さん、自分を責めないでください」
坂本より先に小松が唯加を慰めた。唯加が視線を上げると、坂本が聞いてきた。
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