◆進也の友だちとリナの友だち・・・

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進也が提案すると、リナは目を薄めに開いて唇に指を当て、耳元でささやく。 「優しくね。」 女は大胆になるときには、男なんかよりもよほど度胸がいいとみえる。これには進也もタジタジだ。しかし、進也も嫌いじゃない。 「おいで。」 と言ってリナの手を引き寄せる。そして腰に手を回し、口づけをしながら、ゆっくりと衣服を剥いでいく。進也が一枚はぐとリナもそれに倣って進也の衣服を脱がせていく。すでに部屋着に着替えているので、脱がせるのに難しい衣装はもうない。あっという間に残り一枚の姿になる。 そのタイミングで進也は、リナの手を取りバスルームへエスコートする。たかだか一人部屋のバスルームなのだから、二人も入れば満員になる。それでも湯船は足を伸ばせるほどの広さはあった。二人で重なり合って入っても、やや窮屈な程度。抱き合いたい二人には丁度いい大きさだったかも。 熱い湯に浸した体は、やがて熱く燃え上がる。お互いの皮膚が密着していると、その速度は限りなく速い。二人の唇はずっと繋がったままだ。 「温まったら洗いっこしよか。」 「うん。」 シャワーの飛沫を撒き散らしながら、互いにシャンプーを掛け合って洗いっこ。遊んでいるうちは二人とも子供のようにはしゃいでいる。体を洗うときは目線に困る二人。だから洗うのは背中からになる。そして正面を向いて、少し恥ずかしくなったリナが目線を下げた瞬間、進也はリナの顔を両手で抱えて唇を重ねに行った。 泡だらけの体同士がその瞬間にぶつかり合い、進也の堅い部分がリナの豊潤な部分に当たる。互いの最も熱くたぎっている部分がぶつかったとき、二人の腕はそれぞれの腰にまきついていた。 「シンちゃん若いな。真上を向いてるで。」 そういってリナは先ずは両手で包み、次に膝をついて唇で奉仕し始める。真上を向いた角度は益々頂点を広角に押し上げていく。 その間、進也の手は歓喜に包まれながらリナの頭を抱えていたが、やがて、 「おいで。」 そういって体を入れ替える進也。今度は進也がひざまずく。湯船の縁に座らせて、リナの豊潤な部分に口づけで奉仕する進也。リナは声が漏れないように口を押さえている。 やがて、進也はリナにキスを求めると同時に、そのままの体勢でリナへの侵入を試みた。
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